恋人との関係がうまくいかず、ぎくしゃくしていると、心が重くなりがちです。
楽しかったはずの時間が、いつの間にかストレスになり、どうすれば良いのか分からなくなることもあるでしょう。
特に、コミュニケーションが取れない、喧嘩が多い、となると「この先どうすればいいの?」と不安になるものです。
でも、大切なのは一人で悩まず、少しずつでも前に進むことです。この記事では、恋人との関係を改善するための具体的なアドバイスや、悩んだときに頼れる相談先についてお話しします。辛い気持ちを軽くし、二人の関係をもう一度輝かせるためのヒントを見つけてください。
恋人とぎくしゃくしてしまう…関係がうまくいかなくなるのはなぜ?
恋人との関係がうまくいかないと感じる時、何が原因なのか分からず、もどかしい気持ちになることが多いかもしれませんね。
これまで楽しかったはずの時間が、すれ違いや不満の原因になり、次第に二人の距離が広がってしまうことがあります。
関係がぎくしゃくする背景には、いくつかの共通した原因が潜んでいることが少なくありません。
価値観の違いや将来の目標の違い、と言った原因も大きいです。
それにプラスして特にすれ違いや喧嘩の原因になりやすいのが、コミュニケーションですよね。
コミュニケーションがうまくいかないと、恋人との関係が複雑になることがあります。
そこでコミュニケーションがうまくいかない原因と具体的な解決策を見ていきましょう!
恋人とのコミュニケーションが難しいと感じる理由とは?
恋人とのコミュニケーションが難しいと感じる理由はさまざまです。
・忙しい生活やストレス
→会話が減り、すれ違いが生じる
・お互いの考えや感情をうまく表現できない
→誤解が生まれる
・コミュニケーションのとりかたの違い
→相手に不快感を生じさせる
・言いたいことを伝えきれない状況が続く
→相手に不満を抱いてしまう
こういった要因が積み重なることで、コミュニケーションがうまくいかなくなり、関係がぎくしゃくすることがあるのです。
恋人とのすれ違いを解消するための心理学的理論
まずは定期的なコミュニケーションの時間をもつことが大切ですが、ここでは一歩進んで、コミュニケーションをとるうえで使えるテクニックを紹介します。
恋人とのすれ違いを解消するためには、次の理論の理解と実践が効果的です。
まず、人間はみんな考え方や反応が違う3つの「私」を持っていることを知りましょう。
・厳格な親のような私
「買い食いするなんて!」
・大人っぽい私
「コンビニで買うと高いからやめておこう」
・子供っぽい私
「アイス食べたい!食べちゃお!」
どの人もみんな、この3つを出来事や相手によって使い分けています。
同じ「私」どうしで会話が行われると、コミュニケーションはうまくいきます。
逆を言えば、すれ違いや喧嘩が起きるときは、異なった「私」同士で会話をしていることが多いのです。
例を見てみましょう。
Aさん「アイス食べたい!」
Bさん「無駄遣いだしやめとけば」
この場合、Aさんは欲求に素直な「子供っぽい私」から発言しています。
ですがBさんは批判的で厳しい「厳格な親のような私」から発言していますね。
こうなると異なる「私」同士ですれ違っているので喧嘩に発展したり不満が溜まったりするのです。
実践のポイント
理論は理解できたでしょうか?
では、実践的なポイントを紹介します。
1.相手がどの「私」で発言しているか考えてみる。
気安い関係特有のテンポのいい会話も魅力的ですが、一旦考えてみる、という習慣もコミュニケーションでは大事です。
3つの「私」のうち、相手の状態はどれかな?と答える前に考えてみましょう。
クールダウンにも繋がり、突発的な喧嘩の予防になります。
2.同じ「私」の状態で返す。
相手の状態が分かったら、同じ状態の「私」から答えを返すようにしましょう。
例え相手と意見が違っても、一度同じ「私」から返したうえで自分の意見を伝えるといいでしょう。
相手は「受け止めてもらえた」と感じて、ワンクッション置いてからあなたの意見を聞くことができます。
先ほどの例に当てはめてみると下のようになります。
Aさん「アイス食べたい!」
Bさん「いいね、アイス!でも、コンビニで買うと高いかもよ?」
随分穏やかな会話になりましたよね!
いきなり実践は難しいかもしれませんが、ポイントを知っておくだけでいざというときに役立ちます。
ぜひ覚えておいてください。
恋愛の悩みを相談できる場所とその重要性
一人で悩まないために:恋愛相談のメリット
先ほど紹介した理論は、交流分析という人間関係の悩みにとても有効な心理療法の簡単なものです。
なかなかこういったものを知る機会はありませんよね。
自力やネットの力だけで解決するには限界がありますし、1人で抱え込むとストレスが溜まり、余裕がなくなり…と問題が深刻化することがあります。
そこでおすすめなのが、プロに相談するという方法です。
恋愛の相談というのは、友人や家族にはしにくかったり気まずかったりしますよね。
また、残念なことに相談しても効果的な解決策は見つからないことが多いかもしれません。
一方、知識や経験が豊富なプロに相談すると、先ほど紹介したような新たな考え方や視点を提供してもらうことができます。
また、アドバイスはもらわずとも、ただ話を聞いてもらうことで、心が軽くなり前向きに進むことができるというメリットもあります。
プロに相談するべきタイミングとは?
恋愛の悩みが深刻化して日常生活に影響を及ぼしたり、自分だけでは解決が難しいと感じたりした時は、プロに相談するタイミングです。
特に、そわそわする・涙が出るなど不安が大きい時や、決定的に関係がこじれそうな場合には、早めに専門家の助けを求めることが重要です!
また、そこまでいかずとも、第三者の意見が欲しい時や、自分の気持ちを整理したい時にも、プロのサポートが有効でしょう。
次からは具体的な相談先について説明していきます。
相談サービスの種類
恋愛に関する相談をするプロとして、主に2種類あります。
1つめが、心理カウンセラーです。
心の悩み全般を扱うカウンセリングサービスで、心理学に基づいた療法を提案してくれます。
恋愛の悩みも対人関係の悩みとして、心理カウンセリングの対象ですので、心配することなく相談してみてください。
2つめは、恋愛専門のカウンセラーです。
恋愛に関して経験豊富なプロに話を聞いてもらうことができます。
恋愛に特化しているのが特徴でありメリットで、より具体的なアドバイスが期待できます。
カウンセラーによって心理学的知識はある場合とない場合がありますが、経験に基づいた実践的な助言が欲しい時におすすめです。
AIによる相談サービスもありますが、個人情報の取り扱いなどをしっかりと確認してから利用するようにしましょう。
相談サービスの選び方
相談形式で選ぶ
相談サービスは、サービス提供形式でさまざまなタイプに分かれます。
・電話
・メール
・チャット
・ビデオチャット
・対面型
などです。
また、匿名で相談できるかという点も注目ポイントです。
緊張せずストレスの少ない相談形式、利用しやすい相談形式など自分に合ったものを選びましょう。
料金体系で選ぶ
相談サービスによって料金及び料金体系は異なります。
恋愛相談サービスと心理カウンセリングサービスでは、恋愛相談サービスの方が高い傾向があるようです。(オンラインサービスにおいて)
料金体系は、恋愛相談サービスでは1分毎、1通ごとに料金が発生し、心理カウンセリングサービスでは50分間、3往復など一定のやりとりで料金が発生する仕組みが多いです。
また、サービスによっては初回無料・割引などのキャンペーンを行っているので、利用するのもいいでしょう。
口コミや評判で選ぶ
やはり大事なのは相談の効果や雰囲気ですよね。
恋ラボなど大手サービスだと、口コミ欄も充実していてカウンセラー選び・サービス選びにとても役立ちます。
また、ココナラなどのスキルシェアプラットフォームのカウンセリングは誰でも出品できるため玉石混合、カウンセリング特化サービスは審査があるので一定の基準をクリアした相談員しかいない、などの特徴もあります。
カウンセラー個人の口コミ、サービス全体の評判、どちらも調べてみるといいかもしれません。
まとめ
本記事では、心理学に基づいた実践的なコミュニケーションのコツと、プロへの相談方法について説明してきました。
恋愛の悩みは対人関係の悩みなので、人それぞれ原因や解決策が違うものですが、今回紹介したポイントを抑えることで、出来るだけすれ違いや喧嘩を防ぐことができるでしょう。
少しでもお役に立てば幸いです!